無文鐔
無文鐔無銘素銅地 金・赤銅象嵌 長さ:67.1mm 幅:56.5mm 厚さ:5.6mm 重さ:93.0g
刀装具の愛好家の間で、「透鐔の行き着くところは尾張である」という言葉がよく聞かれます。 鉄地透鐔の世界において、尾張鐔はその頂点に置かれてきました。「紫錆(むらさきさび)」と呼ばれる深い紫色を帯びた地鉄、豊かな平肉、力強...
元禄十四年(一七〇一)三月、江戸城中で浅野長矩が吉良義央に刃傷に及んだ。翌元禄十五年十二月、大石内蔵助率いる四十七士が吉良邸に討ち入った。この「赤穂事件」は、元禄という時代を象徴する出来事として今日まで語り継がれています...
刀装具の世界に足を踏み入れると、ほどなくして「正阿弥(しょうあみ)」という名前に出会うことになります。古美術店の棚に並ぶ鐔(つば)の極め札、刀装具の入門書のページ、あるいは祖父の遺品の桐箱の中。どこへ行っても「正阿弥何某...
日本の四季を象徴する花々の中でも、「菊」はとりわけ特別な意味を持ってきました。秋の花としての風情にとどまらず、高貴・長寿・不老不死といった象徴性を担ってきた菊の意匠は、刀装具の中にもたびたび登場します。 今回の記事では、...
最初に透かし鐔を見たとき、少し違和感がありました。 綺麗なのはわかる。 でもそれ以上に、「なんでこれが成立しているんだろう」と思ったんです。 刀装具の中でも、鐔はよく手に取るもののひとつです。 その中で、ふと目に入ったの...
気づいたら、鐔を手に取ると“裏側”ばかり見ている自分がいました。 もちろん、最初は表を見ています。 でも、ほとんどの場合、すぐにひっくり返してしまう。 自分でも、ちょっとおかしいと思います。 刀装具を見るとき、裏と表の両...