元禄文化の中の刀装具──正阿弥政徳と光琳・友禅が生きた時代
元禄十四年(一七〇一)三月、江戸城中で浅野長矩が吉良義央に刃傷に及んだ。翌元禄十五年十二月、大石内蔵助率いる四十七士が吉良邸に討ち入った。この「赤穂事件」は、元禄という時代を象徴する出来事として今日まで語り継がれています...
元禄十四年(一七〇一)三月、江戸城中で浅野長矩が吉良義央に刃傷に及んだ。翌元禄十五年十二月、大石内蔵助率いる四十七士が吉良邸に討ち入った。この「赤穂事件」は、元禄という時代を象徴する出来事として今日まで語り継がれています...
刀装具の世界に足を踏み入れると、ほどなくして「正阿弥(しょうあみ)」という名前に出会うことになります。古美術店の棚に並ぶ鐔(つば)の極め札、刀装具の入門書のページ、あるいは祖父の遺品の桐箱の中。どこへ行っても「正阿弥何某...